JAZZバーの開店資金
自分でJAZZバーを新しく開店したいと思ったら
自分で好きなように自分の好きなJAZZに関するお店、バーを開店できたらどんなに幸せかと思う人も多いでしょう。まさに大好きなJAZZに囲まれながら、JAZZに関するおしゃべりをしてそれでいてお金の収入があるなんて、考えただけでも理想の生活です。
では、仮に新しくJAZZバーを開店させようと思ったら一体いくら位のお金が必要になるでしょうか?少し順序立てて考えたいと思います。
立地が最大のポイント
JAZZは今では広く一般的に楽しまれるようになったとはいえ、いわゆる多少マニアックなジャンルになります。マイルスデイヴィス、ビルエヴァンスの「Waltz For Debby」、あとはマッコイタイナーの「Fly With The Wind」など有名どころは良く聞かれているかもしれませんが、なかなか深く楽しむ人は少ないものです。ライトな感じにするのか、ディープに突き詰めるのかでも変わってくるかもしれないですね。
それで、バーの立地場所に関してですが、そういったJAZZが好きな人が集まる地域というものはあります。例えばJAZZに関する発表の場であるライブ場が多くある地域であったり、長年楽器を扱うショップが多くそういった文化が根付いていたりと。
例えば吉祥寺などはその条件に当てはまり、JAZZバーというカテゴリが完全に一つの選択肢にある街と言ってもいいでしょう。ただし、吉祥寺は文化が出来上がってJAZZバーを展開するにはまさにうってつけの場所ですが、その分人気があるので立地場所に関する価格条件では非常に厳しいものになります。また競合が多かったりするのも一つのネックかも知れません。
JAZZが親しまれていて、それでいてあまり深過ぎない場所が立地には適しているように感じます。
開店には多くのお金が必要です
開店時の施設に関する資金の投入もそうですが、それよりも運転資金の確保も非常に重要です。開店してすぐに軌道に乗れば良いのですが、なかなかうまくはいかないものです。飲食店はほとんど全般、長くやることでその価値が段々と上がっていくもので、例えば2、3年での営業では実際のパフォーマンすが出し切れない場合がほとんどです。継続は力なりとは、まさにこういった飲食店のお店運営に当てはまるといっても過言ではありません。長く存在して親しまれて、始めてお店の価値が現れてくるものです。
では、どの程度の運転資金も含めて初期費用を用意すれば良いのか?ざっくりですが以下のような感じでしょうか。想定としては、自分一人で運営、もしくはプラス一人のアルバイト。座席数はカウンターを含めて10~15席程度のこぢんまりしたお店。場所はそこそこの繁華街です。
お店の賃貸料:保証金500万円、賃貸料30万円
お店の内外装費:500万円
仕入れ:100万円
開店に関わる雑費:30万円
運転資金:800万円
ざっとですが、合計で約2,000万円程度あれば取りあえず1年間は続けられるだけでのお店をオープンできそうです。ここには借り入れは含まれていませんので、どこからか融資を受ける場合はもう少しキツくなると思います。より悠々とお店を運営したい場合は、3,000万円以上あればもう少しゆとりをもって運営できるかもしれません。
どちらにせよ、お店の運営が立ち行かず、借り入ればかりが増えて借金地獄になるなんてことは避けましょう。このサイトの体験談のように→借金の返済で債務整理の専門家に相談するなんてことになったら、何のためにお店を始めたのか分からなくなります。相応にといいますか、あまり無理のない計画を立てて実行していくことが非常に重要です。