JAZZバーのマスターの人生話
昔はピアニスト
行きつけのJAZZバーのマスターは、一風変わった…というか、いつも面白い身の上話を聞かせてくれます。
クラシックピアノからはじめたものの、きっちりした楽譜よりもアドリブが好きすぎて、ジャズを始めるようになったこと。
ジャズバンドを組んだはいいが、はまりすぎて大学の単位を落としてしまい、結局そのまま就職してしまったこと。
トランペット、サックスといろいろ試したけど、結局はピアノが一番だと思ってピアノに戻ったこと。
曲をアレンジしたけど結局みんなアドリブばかりでいつも思うようにまとまらなくて大変-などなど、面白い話が聞けます。
離婚後にジャズバーを
中でもちょっと衝撃だったのが、壮絶な離婚を経てこのJAZZバーを開いたということ。
学生時代から十数年の付き合いだった奥さんが浮気して、その結果弁護士を入れての離婚問題に発展したそうなんです。最終的には、不倫からの離婚の慰謝料相場もきちんと確認した上で双方が納得できる形に収まりました。
ちょっと別の世界の話のように聞いてましたが、今では結構離婚も多く、その中でも浮気や不倫で弁護士や探偵を頼むのは結構一般的になりつつあるようです。
その後気分一新というか、そんな感じでJAZZバーを開店したらしいです。
「俺がジャズにばっかりかまけてたから俺が悪いのかもしれないけど」なんてマスターは言ってましたが、横顔は寂しそうでした。
こうやって書いてくるとちょっと暗い話になってしまいますが、普段は底抜けに明るくてちょっと抜けている感じのマスターのちょっと別の顔を聞けた話でした。